骨粗しょう症・
ロコモティブシンドロームについて
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加齢とともに増加する骨折は
早期治療・早期予防を
心掛けましょう
骨粗しょう症は主に高齢者に多く見られ、骨密度の低下によって骨がもろくなる状態を指します。これが進行するとロコモティブシンドロームが発症し、こけやすくなったり、骨折しやすくなったりと、歩行や日常生活に支障が生じます。主な原因は加齢や女性ホルモンの減少、骨の新陳代謝が不均衡になることがあげられます。
このような場合はご相談ください
- 頻繁に骨折をするようになった
- 身長が縮んだ
- 足元がおぼつかなくなった
- 階段の上り下りができなくなった
骨粗しょう症・ロコモティブシンドロームチェックリスト
最近身長が縮んだ、または背中が丸くなった | |
些細なことで骨折したことがある | |
家族に骨粗しょう症の人がいる | |
運動や外出する機会が少ない | |
日光に当たる時間が少ない | |
(女性)閉経を迎えた (男性)70歳以上である | |
カルシウムを意識した食事をしていない | |
煙草をよく吸う | |
日常的にお酒を飲む量が多い | |
体格が細身である | |
片足立ちで靴下が履けない | |
家の中でつまずく、滑る | |
階段を上がるのに手すりが必要 | |
家の中のやや重い仕事が困難(掃除機をかける等) | |
2kg程度の買い物をして持ち帰ることが困難 | |
続けて15分以上歩けない | |
横断歩道を青信号で渡りきれない |
主な症状・原因
主な症状
骨折しやすい
骨粗しょう症は骨密度の低下によって骨が脆弱になりやすいため、軽度な外傷でも骨折しやすくなります。特に脊椎や大腿骨の圧迫骨折が頻繁に発生します。
背骨の変形
脊椎の圧迫骨折により背骨の変形が引き起こされることもあります。脊椎が前弯(キフオーシス)や横方向へ変形し、大きな角度で曲がるようになります。背骨の変形によって身長が縮んだり、背中の痛みを発症したり、姿勢の乱れを引き起こしたりする可能性があります。
主な原因
- 加齢
- 運動不足
- カルシウムやビタミンDなどの栄養不足
- ホルモンの変化
- 神経障害
主な治療法
注射
骨密度を測定し、適応であれば注射がおすすめです。注射できる治療期間には2年程度の制限があり、以降は飲み薬による治療をおすすめしています。
飲み薬の治療
骨をつよくする飲み薬や女性ホルモン系に働きかける飲み薬があります。
理学療法、物理療法
運動や外部からの刺激で骨の成長を促します。散歩なども効果的で、継続的な治療が必要になります。散歩は1日6,000〜8,000歩を目標にし、少ない場合は3,000歩(約30分)程度をおすすめしています。