交通事故治療について
交通事故にあわれたら
必ず整形外科を受診してください
交通事故にあわれてしまった場合、事故直後に痛みや違和感がなくても、後から痛みが出てくるケースは少なくありません。その場では症状がなくても、後日になって激しい痛みを感じることもあるため、万が一交通事故にあってしまった場合は、速やかに医療機関で検査を受けることをおすすめします。
このような症状、
お悩みはご相談ください
- 手足に痛みやしびれが出る
- 事故の後しばらくして痛みが出た
- 追突されて首や腰が痛い
- 交通事故治療を受けているが改善しない
- 交通事故にあってしまった
主な症状
痛みが強い
交通事故は、強い衝撃によってけがする場合が多いです。予想外に強い衝撃がかかることで骨や筋、腱、神経などが深く損傷することがあり、痛みなどの症状が強く出やすい傾向があります。
症状が長引く
交通事故による痛みは個人差がありますが、症状が長引くケースがあります。強い衝撃によって激しい損傷が引き起こされたり、患者さんの身体の状態によってリハビリが思いのほか進まなかったりと、さまざまな要因があげられます。
症状が後から現れる
交通事故でよく引き起こされるむち打ちや脳震盪などの症状は、事故直後には自覚症状が少なく、数日後に痛みや不快感が現れることがあります。事故直後に痛みや違和感がないからと放置せず、早期に医療機関で診察・検査を受けることが大切になります。
交通事故治療の流れ
- 1 警察への届け出
- 交通事故にあわれたら、警察に事故の届出をしましょう。自動車保険(自賠責保険・任意保険)を請求する際に必要となる「交通事故証明書」の発行も一緒に合わせて行う必要があります。
- 2 保険会社へのご連絡
- 契約されている保険会社へ通院することをお伝えください。保険会社から当院に連絡が入りましたら、当院より保険会社へ治療費の請求を行います。
- 3 ご来院・受付
- 受付で、交通事故による来院である旨をお伝えください。その際に、自損事故もしくは第三者事故など、事故の詳細についてもお伝えください。
※保険会社にお伝えする前に受診された場合は、自費による建て替えをお願いしております。
- 4 診察・検査
- 医師が診察し、症状についてお伺いします。必要に応じて各種精密検査を行います。
- 5 治療・リハビリテーション
- 診断結果をもとに、治療方法のご説明をします。必要に応じてお薬の処方やリハビリ、他院へのご紹介も可能です。ご要望、ご質問など遠慮なくなんでもお伝えください。
お願い
当院を受診される前に
他の医療機関で診察を受けている場合は、
紹介状をご持参ください。
(接骨院等の場合は不要です)
整形外科と整骨院の違い
整形外科 | 整骨院 | |
---|---|---|
資格 | 医師 | 柔道整復師 |
診断書の作成 | ◎ | × |
レントゲンやMRIなどの精密検査 | ◎ | × |
薬の処方 | ◎ | × |
治療内容 | 検査・診断・薬の処方・ リハビリ・手技療法・電気療法 |
リハビリ・手技療法・電気療法 |
保険適用 | ◎ | △ 医師の判断に基づき、必要な治療と認められる場合に適用される |
よくあるご質問
治療費はどれくらいですか?
交通事故治療にかかる費用は原則、加害者側が加入している自動車保険や任意保険で支払われるため、被害者側は負担金なしで治療を受けることができます。
ただし、保険会社に連絡する前に受診されたときには、一時的に患者さんに自費で立て替えていただく必要があります。※保険会社からの連絡確認後、ご返金させていただきます。
健康保険で交通事故治療はできますか?
健康保険を使うことは可能です。加入されている健康保険組合に提出する必要があるため、健康保険組合にお問い合わせください。
ひき逃げの場合の支払いはどうすればいいですか?
加害者側が自賠責保険に入っていない、ひき逃げされた場合など、補償を受けられないときは政府が救済する保障制度をご利用いただけます。
また、加入されている自動車保険のタイプによっては、無保険やひき逃げについても補償されることもあります。ご契約の確認や保険会社へのお問い合わせをおすすめします。
交通事故治療は「治るまで」治療ができますか?
交通事故治療では、「これ以上治療しても症状の改善が見込めず、良くも悪くもならない状態になった」時(症状固定)に、損害額算定の基準点として一度治療を終了し、保険会社による治療費の支払いを終了します。症状固定には医師の医学的な判断が必要になるため、症状が残っている、違和感があるなどの場合は一度医師までご相談ください。
症状が改善しなかった場合や後遺症が残った場合の治療はできますか?
症状が改善しなかった場合や後遺症が残った場合でも治療はできます。
継続して治療を続けていても回復が見込めず、症状固定となって治療費の支払いが終了した場合は、「後遺障害」の認定手続きを進めます。「後遺障害診断書」を提出し、等級認定が認められれば、その後の治療費・休業損害・入通院慰謝料は、損害賠償として加害者側に請求することが可能です。ただし、医師による医学的な診断と診断書の作成が必要なため、気になる症状が残っている場合はご相談ください。
労災治療・通勤災害治療について
仕事や通勤中に起きたけがや
疾患には
労災保険が適用されます
仕事中や通勤中のけが・体調不良・疾患には、労災保険が適用されます。労災保険は、労働者災害補償保険法(公務員は公務災害補償法)に基づく社会保険の1つで、仕事や通勤に伴うけがや体調不良を補償するために導入されています。必要書類を申請することで保険が給付されます。ただし、病気や疾患についての因果関係の証明は難しく、症状によっては対象外になることもあります。
このような症状、
お悩みはご相談ください
- 通勤や仕事中にけがをした
- 通勤や仕事中に具合が悪くなった
- 仕事によりぎっくり腰になった
- 仕事の機械に巻き込まれた